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MIRAX(樹脂性規則充填物) Structured packing

プロセス概要

MIRAXは、吸収・放散・蒸留などの物質移動用の
プラスチック製の新しい規則充填物です

従来、物質移動用のプラスチック製充填物としては、不規則充填物が使用されてきました。MIRAXは規則充填物の圧力損失が低いという特徴と、酸・アルカリなどの腐食性の液体に強いというプラスチックの特性を生かした、新しい物質移動用の充填物です。

写真

特徴

低圧損

MIRAXは、同一比表面積の不規則充填物に比べて、1/2以下の圧力損失で使用できます。したがって、既設の塔の充填物をMIRAXに置き換えると、処理量をアップすることができます。新設の塔では塔径を小さくすることができます。
(条件をご提示いただければ、処理量、塔径などを計算いたします。)

  • グラフ:低圧損1
  • グラフ:低圧損2

優れた物質移動性能

MIRAXは、表面の加工と、確実に液・ガスが分散される構造により、優れた物質移動特性が得られます。圧力損失あたりの物質移動能力は、従来の不規則充填物よりも優れています。

  • グラフ:優れた物質移動性能

優れた液分散

MIRAXは、独自の形状により、優れた液分散性能を発揮しますので、再液分散装置が不要です。
(通常8mまで再液分散装置なしで使用可能)

MIRAXの分散性能

  • 写真:MIRAXの分散性能
    MIRAXの分散性能
  • 写真:MIRAXの分散性能
    MIRAXの分散性能
  • 写真:MIRAXの分散構造
    MIRAXの分散構造

高い座屈強度

MIRAXは、溶接構造ですので、座屈強度は5ton/m2以上です。したがって高い充填高さでも、高液負荷でも使用できます。
また、使用条件に合わせて充填物の厚みを変え材料の使用量を減らしコストダウンも可能です。

低価格

MIRAXは、溶接構造ですので、製造工程で射出成型のように材料特性の影響を受けません。
射出成型しにくいPVCやPVDFを素材価格に比例した低価格で提供できます。

商品ラインナップ

FKP 319
写真:FKP 319
FKP 327
写真:FKP 327
TEP 130
写真:TEP 130
型式 FKP 319 FKP 327 TEP 130
用途 規則充填物 規則充填物 デミスタ
表面積 [ m2/m3 ] 150 125
チャンネル高さ [ mm ] 19 27 18
最大長さ [ mm ] 2400 2400 2400
最大幅 [ mm ] 600 600 700
高さ [ mm ] 300※1 300※1 125/250
材質/耐熱温度 PP/80℃(標準材質)
PP-HT/100℃
PVC/60℃
PVDF/120℃
PP/75℃
PVC/55℃

※1:標準高さは1段当たり300mmですが、600mmも製作可能です。

円筒形のカット例
写真:円筒形のカット例

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MIRAX(樹脂性規則充填物)